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今起こっていること

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地球の変化

 

人間の営みの活動によって

 

地球環境には変化が起こっています。

 

まずは、地球全体の平均気温が上がる

 

地球温暖化です。

 

地球温暖化が進むと、

 

今までにないレベルの猛暑になったり

 

大雨などの異常気象が増えたりと、

 

自然や暮らしに様々な

 

大きな影響がでます。

 

2017年には、

 

アジアで50℃を超える気温を記録したり、

 

カリブ海や太平洋で

 

相次いで発生したハリケーン、

 

アフリカをはじめ世界中で

 

数百万人に被害を及ぼした

 

雨季の洪水や、

 

さらには東アフリカの

 

絶え間ない干ばつなど、

 

世界の各地で多くの

 

異常気象が起きました。

 

そして、生物の絶滅も起きています。

 

生命が地球に誕生して以来、

 

生物が大量に絶滅する

 

「大絶滅」が5回あったと

 

いわれています。

 

現在は、「第6の大量絶滅時代」と

 

呼ばれていて、

 

過去の大絶滅と比べて、

 

絶滅の速度が速く、

 

その主な原因は

 

人間の活動だといわれています。

 

また、森林の減少も問題視されています。

 

世界の陸地の約3割を占める

 

森林が徐々に消えています。

 

伐採などによって、

 

1990年からの25年間で、

 

日本の面積の約3.4倍にあたる

 

約1億2900万ヘクタールの

 

森林が世界で減少しています。

 

そんな現状を解決するためにも

 

SDGs(持続可能な開発目標)

 

が決められました。

 

それだけでなく、

 

2015年12月、

 

地球温暖化に関する

 

国際的な約束事として、

 

「パリ協定」が決められました。

 

これは、地球温暖化の原因となる

 

「温室効果ガス」の排出量の削減に向けて、

 

先進国・途上国の区別なく、

 

国ごとに目標を決めて、

 

目標達成に向けて

 

取り組むことを決めたものです。

 

19世紀後半の産業革命からの

 

世界全体の平均気温の上昇を

 

2℃より十分に下回るようにすること、

 

今世紀後半には人間活動による

 

温室効果ガスの排出を吸収と等しくして、

 

実質ゼロにすることを

 

目指しています。

 

これは、石炭や石油などの

 

化石燃料をできるだけ燃やさない社会へ

 

変えなければならない

 

ことを意味しています。

 

    環境省:「こども環境白書」より抜粋

 

 

日本で起こっていること

 

世界では、環境・経済・社会の

 

問題解決に向けての動きがあります。

 

日本も、もちろんそれに関する

 

取り組みをしていますが、

 

そんな日本で何が

 

起こっているかみてみましょう。

 

まず、経験したことのない「人口減少」、

 

人口全体に占める子供の数が減り、

 

高齢者の割合が増えている

 

「少子高齢化」が進んでいます。

 

この人口減少と少子高齢化が進むと、

 

働き盛りの人口が減って、

 

経済への影響があると考えられています。

 

   環境省:「こども環境白書」より抜粋

 

 

そして、東京・大阪・名古屋などの

 

大都市圏には、日本の人口の

 

約半分が集中していて、

 

特に東京周辺に人口が集中しています。

 

大都市圏以外の地域では、

 

人口の減少による

 

地域産業の衰退、

 

担い手の不足による様々な

 

文化の伝承の危機などが

 

大きな課題ともなっています。

 

地球温暖化が一因とされている

 

気象災害も起きていて、

 

台風や梅雨前線によって

 

大雨になりやすい状況が続き、

 

多くの地方で観測記録を更新する

 

大雨となったり、

 

各地で甚大な被害が発生しやすくなっています。

 

地球温暖化の影響は、

 

平均気温の上昇にも現れていて、

 

日本の2017年の平均気温は、

 

20世紀の平均から0.86℃高くなっています。

 

夏の最高気温が記録的な高温となったり、

 

熱中症で搬送される人が

 

激増しているなどの、

 

異常事態が起きてもいます。

 

環境省では、現状を上回る

 

温暖化対策をとらなかった

 

場合の予測に基づいて、

 

「2100年未来の天気予報」という

 

動画を作成しています。

 

その中では、全国的な最高気温が40℃を

 

超えると予想してあり、

 

局地的な大雨や干ばつなどについても

 

解説してあります。

 

それから、ごみや食品ロスの

 

問題も抱えています。

 

お店や職場、家庭からの

 

2015年の1年間のごみの

 

総排出量は4398万トンといわれています。

 

そのうち、10分の1は

 

廃プラスチックと推計されています。

 

お店での売れ残りや、

 

家庭での食べ残しなど

 

本来食べられるはずの

 

食べ物のごみ(食品ロス)だけで

 

1年間に646万トン、

 

一人一日あたり約140g(およそお茶碗1杯分)

 

発生しているとされています。

 

 

参考資料:「こども環境白書」 環境省

 

 

 

 

まずは知ることから

 

ここまでの世界や

 

日本の現状をみなさんは

 

どれくらい知っていましたか。

 

全部知っていた人、

 

なんとなく知っていた人、

 

全く知らなかった人

 

様々だと思います。

 

まずは、知ることから始まります。

 

なぜ問題が起きているか。

 

問題の原因は何か。

 

現状を知り、世界がどう動いているか。

 

その世界の動きの中で

 

日本はどんな動きをしているか。

 

自分は何ができるか。

 

たくさんの「?」を持って

 

考えましょう。

 

買い物の時も過剰包装のものは避けたり、

 

不必要な包装を断ったり

 

余分に買っていないかと

 

会計の前に考えたり

 

とするだけでも変わっていきますよね。

 

生活の中で、無理なく

 

続けられることを

 

自分なりに見つけましょう。

 

便利だからというだけで消費することを

 

まずは見直して、

 

少しの不便を工夫しながら

 

楽しめるようにしていければ、

 

また感じ方や見え方が変わって

 

くると思います。

 

いわゆる一昔前の生活に見習うことも

 

多いと思います。

 

そのころの生活を知る人に

 

いろいろ聞いてみて、

 

現代風に自分なりにアレンジして

 

みるのも面白そうですね。

 

工夫することを

 

楽しんでいきましょう。

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