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世界で注目される大麻

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日本のメディアで定期的に取り上げられている

 

大麻に関しての事件などは、

 

みなさん一度は目にしたことがあると思います。

 

日本ではネガティブなイメージの強い大麻ですが、

 

今、海外では医療用としてもも嗜好品としても

 

大きく注目されていて、

 

世界ではグリーンラッシュとまで

 

言われるほどになっています。

 

世界で注目されている大麻が

 

日本ではなぜネガティブなイメージしかないのか?

 

みなさんは疑問に思ったことはありますか?

 

今回は、そんな大麻の歴史とともに

 

大麻と日本と世界を見ていこうと思います。

 

 

*現在、日本では大麻の所持や栽培等は違法です。

この記事は、違法行為を肯定するものではなく、

知見を深めていただくためのものです。

 

 

 

大麻の歴史

 

大麻の産業利用は紀元前6000年より前、

 

嗜好品としても2500年以上の歴史がある

 

と言われています。

 

そして、日本人が大麻と関わり始めたのは、

 

今から約1万年前の縄文時代のことだと

 

言われています。

 

当時から、衣類や漁などに使う網や縄の

 

原材料に使われたり、

 

人々の生活に深く根付き

 

欠かせないものへとなっていました。

 

また、神社などに使われている

 

しめ縄にも大麻が使われているなど、

 

日本人が大事にしている

 

神道の世界にとっても

 

欠かせないものなのです。

 

それから、江戸時代以前には、

 

灯りの燃料や、庶民が身につける衣服の

 

材料としても、深く愛用されていました。

 

その後、明治から大正にかけて

 

日本の大麻産業は衰退していきますが、

 

大麻=悪というようなネガティブな

 

ものではありませんでした。

 

人類の長い歴史の中で、

 

大麻=悪というようなネガティブな

 

イメージが生まれたのは

 

ここ80年余りのごく最近のことなのです。

 

それまでは、特に日本人にとっては、

 

大麻はとても身近なもので、

 

日々の生活に欠かせないものだったのです。

 

 

 

 

生活必需品の大麻が禁止された背景

 

では、日本人にとって生活必需品だった

 

大麻が危険な存在として禁止されたのはなぜでしょうか?

 

それを紐解くには、

 

アメリカの歴史を見ていく必要があります。

 

大麻とアメリカの歴史

 

アメリカでも、ある時期までは、

 

大麻は有用なものとして、

 

医療分野において重宝されていました。

 

20世紀になってからも、「チンキ」などとして、

 

正式な医薬品として使われていたことがわかっています。

 

しかし、1937年に制定された「大麻課税法」によって

 

状況は一変します。

 

これは、禁止法ではありませんでしたが、

 

大麻に高い課税をすることで、

 

大麻産業や嗜好用大麻を衰退させる

 

狙いがあったとされています。

 

アメリカの医師会は、

 

大麻の使用に規制がかかれば、

 

医療に甚大な影響が出ると、

 

この法律に反対していました。

 

それでも、禁止の流れが止まらなかったのは、

 

1930年代のアメリカで、

 

人種差別や排外思想の空気が

 

社会に蔓延していたことが後押ししており、

 

政府は、そのような空気を巧みに操り、

 

大麻使用の抑制に利用したのです。

 

世論を外国人嫌悪の方向に導くための

 

道具として、大麻が使われたのです。

 

そのことにより、

 

アメリカの人々にとっても

 

医療の分野などで健康にために使われてきた

 

大麻が一変して、

 

危険薬物だという認識が広まっていきました。

 

一旦そういう動きになったことで、

 

あとはその流れが加速していきました。

 

1970年にアメリカ会議は、

 

「規制物質法」という法律によって、

 

ヘロインやLSDと同等のスケジュール1に大麻を分類しました。

 

ところが、現在のアメリカ連邦政府は、

 

大麻の成分に関して特許を持っているにも関わらず、

 

医療としての使用を未だ認めていないことは

 

非常に興味深いところであります。

 

これは、連邦政府が将来的な

 

大麻の医療利用によって独占的な利益を得るため、

 

という見方が現在最有力とされています。

 

また、アメリカでは、州レベルで

 

大麻合法と違法に分かれていますが、

 

これが、全米規模で大麻が認められるようになれば、

 

現在使用されている医薬品の一部が

 

大麻にとって代られることになり、

 

医薬品の需要が失われてしまう恐れがあります。

 

それを警戒する製薬業界などからの

 

政治的圧力もあることは否定できません。

 

それによって、アメリカにおいても

 

大麻抑圧が続いている要因の一つです。

 

 

 

大麻と日本と戦後

 

日本で大麻が厳しく取り締まられるようになったのは

 

戦後のことです。

 

アメリカで1937年に「大麻課税法」が制定されてから

 

約10年後の1948年に、

 

日本で「大麻取締法」が制定されました。

 

日本は、アメリカの占領下であり、

 

日本の統治を行っていたGHQの意向によって

 

「大麻取締法」が制定されました。

 

GHQがこの法律を制定した理由は、

 

諸説ありますが、

 

アメリカで「大麻課税法」が制定され、

 

大麻を抑圧しようとしていた中で、

 

日本も規制するという流れのように感じられます。

 

それまで、生活必需品として、

 

日本人の生活に寄り添っていたものが、

 

「大麻取締法」の制定によって、

 

いつしか大麻は危険なものとして

 

認識されるようになり、

 

その姿を消すことになったのです。

 

 

 

近年の世界と大麻

 

世界を見てみると、

 

嗜好品大麻も医療用大麻も

 

合法化している国があります。

 

アメリカでも、33の州で医療大麻が、

 

11の州で嗜好用大麻が合法化されています。

 

アメリカ国としてはまだ違法ですが、

 

1970年に制定された「規制物質法」から

 

大麻を除外する動きがあり、

 

大麻合法化は加速しています。

 

この「規制物質法」から大麻が除外されれば、

 

大麻が違法の州でも合法化が進むことは

 

間違いないと思います。

 

日本では、絶対的に大麻は危険という

 

認識が深く根付いたことで、

 

大麻に関する研究すら行えないという

 

状況でしたが、

 

アメリカでは日々、大麻の研究が行われ、

 

その研究結果と国民の使用経験などから

 

大きな世論を作り、政治を動かしています。

 

嗜好用大麻が合法化されている

 

アメリカの11の州のうち、

 

9の州は住民投票によって

 

合法化が認められました。

 

 

 

大麻とこれからの日本

 

日本では、大麻は禁止されていますが、

 

精神に作用しハイになったりするとされていて

 

禁止対象成分のTHCが含まれていない

 

CBDエキスやCBDオイルなどが

 

現在日本国内でも合法的に販売されており、

 

都市部を中心に流行を見せ始めています。

 

CBDなどのカンナビノイド という物質が

 

機能の最適化に役立ったり

 

人体にいい影響をもたらすと、

 

世界ではもちろん、

 

日本でもじわりじわり広がってきています。

 

その反面、芸能人などの大麻による逮捕報道が

 

まるで見せしめかのようにされています。

 

これは、世界的に見ても、

 

違和感を覚えるようなことのようです。

 

なぜそんなにまでする必要があるのか?

 

そこに働いている圧力はないか?

 

それを考えるには、大麻の歴史も

 

知っておく必要があります。

 

この記事によって、

 

読んだ人の知見に繋がれば幸いです。

 

歴史を知り、これからの世界の動きも知り、

 

日本はどうしていくのだろう?

 

自分はどうしていこう?

 

大麻は、世界のたくさんの

 

問題とともに歩んできています。

 

いろんなことを知っておくのと、

 

知らないのとでは、この先大きく差が広がっていきます。

 

知った上で、その他のいろんな問題なども

 

自分なりに考えていくことで、

 

物事の本質が見えてくるように思えます。

 

大切なものを見失わないように、

 

周りがそう言ってるからだけで判断することは

 

避けて欲しいと思います。

 

本来、日本と深い絆にあった大麻。

 

日本はその魅力を最大限発揮していたとも

 

言われています。

 

少なくとも日本人にとっては、

 

生活必需品であったものです。

 

大麻だけに限らず、

 

歴史を学び、その時々で

 

日本人が大切にしてきたものを

 

感じとれた時、きっと見え方が

 

変わってきます。

 

特に、戦前の日本には、

 

現代人が忘れている大切なモノがあるように思います。

 

また、それがこれから先必要になってくると思います。

 

植え付けられた固定概念は、

 

一旦脇に置いて、

 

いろんなことをしっかり見れるようにしていきましょう!

 

それが、これから先の

 

さらに心身共に豊かな暮らしへと繋がっていくはずです。

 

みんなでHappy&smileに生きていきましょう!!!

 

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