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健康食品と体内酵素

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酵素と身体

 

ポリフェノール、カテキン、イソフラボン

 

これらを聞いて皆さんは何をイメージしますか?

 

「視力が良くなる」や

 

「抗酸化作用でアンチエイジングができる」

 

「ホルモンバランスを整えてくれる」

 

などといったイメージをする人が

 

多いのではないでしょうか。

 

しかし、近年の研究によって、

 

ポリフェノールなどの健康食品に使われる成分が

 

身体の代謝酵素を浪費していることが

 

明らかになっているようです。

 

食事に気をつけているけど、体調がいまいちだなーとか

 

健康食品を試してみたけど、効果が感じられないなー

 

と感じている人がいたら、

 

もしかすると代謝酵素に

 

問題がある可能性があるかもしれません。

 

 

 

緑茶に含まれる「カテキン」や

 

大豆に含まれる「イソフラボン」は

 

どちらも「ポリフェノール」という仲間です。

 

ポリフェノールは天然の抗酸化物質で

 

紫外線や老化によるダメージから

 

守ってくれると言われています。

 

そのため、納豆や豆腐などの大豆食品や緑茶を

 

健康や美容のために意識して

 

摂取する人が増えています。

 

また、近年の健康ブームの波を受けて、

 

大手食品メーカーや製薬会社から

 

ポリフェノール類を含むサプリメントが発売され、

 

さらに注目されることが予想できます。

 

健康食品は、身体にいいという情報はたくさん公開されていますが、

 

長期的に摂取してどのような効果が出るかや

 

過剰に摂取した際の作用については

 

十分に解明されていません。

 

しかし、代謝によって効きかたが変わるため

 

製薬会社や研究所で研究が進んでいる

 

薬の代謝に関する研究結果を見てみると、

 

ポリフェノールの中に

 

体内の代謝酵素を浪費する成分があると

 

わかってきているようです。

 

 

 

 

酵素って!?

 

そもそも、酵素とはなんでしょうか?

 

酵素には、食べ物を分解し栄養素を作り出す「消化酵素」

 

栄養からエネルギーを作り出し異物を無害化する「代謝酵素」

 

体内の酵素をサポートする「食物酵素」

 

の3種類あります。

 

人の体内にある酵素は、

 

消化酵素と代謝酵素の2つです。

 

アメリカの医学博士の研究によれば、

 

消化酵素と代謝酵素はどちらも

 

潜在酵素が元となって作られているそうです。

 

そして、人が生涯作ることができる

 

酵素の量には限りがあることもわかってきています。

 

酵素にはそれぞれの役割があるため、

 

不足しないようにうまく使ったり、

 

食べ物などから補充していくことが

 

大切になってきます。

 

疲労を感じやすかったり、

 

肌が荒れるなどの症状がある場合は、

 

代謝酵素が不足していることが考えられます。

 

大概は一時的な症状ですが、

 

代謝酵素の不足状態が継続することで、

 

体内に毒素が蓄積し、

 

将来重大な疾患につながる可能性があります。

 

そのため、健康食品やサプリメントを

 

摂取している人もいると思いますが、

 

それらの中には、酵素を浪費してしまうものもあります。

 

例えば、緑茶。

 

緑茶は生活習慣病の予防として注目されていますが、

 

緑茶に含まれる没食子酸は

 

肝臓で代謝される物質です。

 

緑茶を過剰に摂取すると

 

肝臓で代謝酵素が余計に使われてしまい、

 

身体の中の酵素バランスを崩す

 

原因になるとも言われています。

 

そして、大豆イソフラボン。

 

これは女性ホルモンのバランスを整えるとして、

 

注目が高まっています。

 

大豆イソフラボンも

 

肝臓にあるいくつかの代謝酵素を

 

通常よりも多く使うことが

 

研究結果より明らかになってきています。

 

しかし、そのことで身体にどのような影響があるかは

 

詳しく解明されていないので、

 

これからの研究にも注目です。

 

ダイエットにも使われている

 

グレープフルーツジュースも

 

フラボノイドという成分が

 

肝臓の代謝酵素を使っていることが

 

わかってきており、

 

薬の注意書にもグレープフルーツジュースについて

 

書かれているものがあるほどです。

 

また、健康にいいというイメージの強い

 

オリーブオイルにも、

 

没食子酸が含まれていて、

 

これも過剰摂取には注意が必要とされています。

 

 

 

生活と酵素

 

ここまで食べ物についてみてきましたが、

 

生活習慣も酵素との関係はあります。

 

まずは飲酒。

 

アルコールは「アルコールデヒドロゲナーゼ」という

 

アルコール専用の分解酵素を使って分解されます。

 

飲酒すると身体がアルコールデヒドロゲナーゼを

 

作るためにエネルギーが使われてしまい、

 

他の代謝酵素を作り出すことができなくなってしまいます。

 

お酒を飲み過ぎた次の日に

 

むくみや頭痛などがあるのは

 

身体で毒素が分解されにくくなっている証拠なのです。

 

次に喫煙。

 

喫煙によって、タバコに含まれる有害物質を

 

取り除くために酵素が使われて、

 

代謝酵素が不足してしまいます。

 

また、食べ過ぎも、

 

消化酵素を多く消費するため、

 

食べすぎると潜在酵素が消化酵素を

 

作ることを最優先してしまうので、

 

代謝酵素が不足してしまいます。

 

酵素のバランスを保つためには、

 

お酒を飲み過ぎない・喫煙を控える・

 

腹八分目の食事にすることがいいのではないかと思います。

 

食事も、食物酵素を多く含むものを

 

摂取していくことがおすすめです。

 

食物酵素は発酵食品以外にも

 

新鮮な野菜や果物にも多く含まれていますが、

 

酵素はタンパク質で熱で分解される性質があるので、

 

できるだけ加熱を控えた残留農薬のリスクが少ない

 

オーガニックなもの(有機農作物)が

 

いいと思います。

 

何事も、過剰に摂取するのは

 

それだけそちらに偏るということなので、

 

バランスよく摂取していくということが

 

大切になってきます。

 

CMや広告の魅力的な情報だけを鵜呑みにせずに、

 

自分の身体の変化などもしっかりみていき、

 

必要なものを必要なだけ補充していきましょう!

 

体内の様子は、自分の目でみることはできませんが、

 

目に見えたり感じられる何かしらのサインを

 

送ってくれているはずなので、

 

自分の身体を観察してみましょう。

 

そして、Happy&smileな暮らしを送っていきましょう!!!

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