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子どもの免疫力UPに大切なこと

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体内の学校、胸腺

 

最近では、腸内環境を整えることが

 

免疫力といえるほどになってきていますね。

 

そんな中、子どもの免疫機能は

 

「胸腺」が大きな役割を果たしていて、

 

生涯の免疫機能を大きく左右すると言われています。

 

また、胸腺の大きさと免疫力は

 

親の態度で変わるとのことなのです!!

 

そもそも「胸腺」とはなんでしょうか?

 

心臓や腸、脳などからすると

 

普段生活していて馴染みの少ない臓器ですが、

 

免疫にとって大きな役割を果たしています。

 

胸腺が実際に免疫機能を持っているわけではありません。

 

細胞たちの「学校」として

 

細胞たちが免疫を学ぶために存在しているのです。

 

骨髄で作られた免疫細胞が

 

「自己と非自己」をその胸腺の学校で学びます。

 

自分と自分以外の違いを学ぶことで

 

自分以外の侵入者が入ってきた時に

 

免疫細胞が働きます。

 

そして、自分の細胞を間違えて

 

敵とみなして攻撃しないようにします。

 

この免疫システムによって、

 

臓器移植は難しいとされているのです。

 

同じ臓器でも、移植されたものは

 

自分とは違うもので、

 

それが体内に入ってきたことで

 

自分ではないと判断し、

 

その臓器を攻撃するのです。

 

簡単にいうと、免疫とは

 

自分と自分以外を認識することなのです。

 

胸腺の学校で、自分と自分以外を

 

見分けるようになった細胞は

 

学校を卒業します。

 

卒業した細胞たちは「T細胞」という

 

名前でその後活躍します。

 

しかし、学校に入ったわずか1%しか

 

卒業できないほどの難関なのです。

 

自分と自分以外を見分けられない細胞は

 

自分の身体にとって危険なため、

 

卒業できなかった細胞たちは

 

アポトーシスといって、

 

自ら命を絶つのです。

 

 

 

胸腺とストレス

 

胸腺は思春期をピークに退縮していき、

 

60歳頃には胸腺の学校は廃校になってしまうため、

 

胸腺は子どもの免疫機能にとって

 

重要な役割を果たしているのです。

 

そのため、廃校までにより多くの

 

T細胞を生み出すことが重要になります。

 

60歳以降はT細胞は新しく生まれないので、

 

それまでのT細胞たちが

 

再利用されながら活躍することになります。

 

では、胸腺の学校はどうすれば

 

活気付きT細胞がより多く生み出されるのでしょうか。

 

胸腺の学校の卒業生であるT細胞が

 

少なければ免疫力の低下につながることは

 

容易に想像できると思いますが、

 

胸腺は虐待で萎縮してしまうことが

 

近年の研究でわかってきています。

 

誕生時の胸腺の重さは10g程度で、

 

ピーク時には30gまで成長します。

 

その後加齢とともに衰え、

 

40代には15gほどになるとされています。

 

虐待死した子どもも半数以上で胸腺が萎縮し、

 

中には平均の約1/5まで萎縮していた子どももいるようです。

 

胸腺の萎縮は、老化やストレス、コルチゾールと

 

関係があるとも言われています。

 

ストレスを感じると、

 

コルチゾールが分泌されますが、

 

コルチゾールはステロイド剤などにも使用されているため、

 

ステロイド剤の使用でも

 

胸腺の萎縮が引き起こされると言われています。

 

虐待に限らず、良かれと思ってしていることが、

 

子どもにとってストレスになっていることもあります。

 

免疫力の高い人に育てようと思うのであれば、

 

まず意識することは、

 

子どもに大きなストレスを与えない

 

ということです。

 

健康的な食事などももちろん大切かもしれませんが、

 

子どもが心地よく過ごせる環境を整えることが、

 

免疫力を高める一番の近道かもしれません。

 

 

 

子どものために親ができること

 

免疫細胞が自分と自分以外を認識できていると、

 

免疫力が高いということにつながるのですが、

 

心にもそれが繋がってきます。

 

細胞が自己と非自己を認識する

 

機能を持っているということは、

 

その人自身もそれと同じことを

 

学んでいることになるのです。

 

T細胞となるために、細胞が学んでいる間に、

 

子ども自身も同じように学んでいます。

 

そのため、自我の目覚めと胸腺の大きさが

 

比例しているのではないかとの見方もあります。

 

子どもは自分と自分以外の境界線を作ろうとしています。

 

そんな時に、親が境界線を無視して、

 

あれもこれもと手を出しすぎ、

 

作ろうとしている境界線を壊すことをしてしまうと、

 

子どもは自分の考えなのか、他人の考えなのかの

 

判断さえできなくなってしまう可能性もあり、

 

胸腺を萎縮させてしまうストレスを与えることになってしまいます。

 

そういった意味でも、

 

子どもも一人の人として、

 

接することも大切なように思えます。

 

そして、添加物の使われている食品を避けたり、

 

白砂糖や精製塩などの過度に精製されたものを控えたりと

 

オーガニックなものを取り入れたり

 

食事などを気をつけている人も多いと思います。

 

しかし、子どもが体調を崩した時などに、

 

安易に薬を使ってしまう人も多いのではないでしょうか。

 

抗生物質によって腸内細菌は死滅してしまいます。

 

薬は治すというよりは、

 

症状を誤魔化していると思った方がいいと思います。

 

身体の悪いものを外に出そうとしているところに

 

薬を安易に使うことで、

 

その働きが止まってしまい、

 

外に出すべきものが身体の中に

 

残ってしまうことになるのです。

 

それでは、元も子もありません。

 

子どもの免疫機能は大人よりも高いため、

 

ストレスを感じていない環境であれば、

 

ほとんどの場合、薬は必要ないのではないでしょうか。

 

免疫システムは年齢とともに変化し、

 

子どもの頃は、ウイルスや菌など

 

外敵に対しての免疫システムが働き、

 

年を重ねるごとに、ガンなどの

 

内部の敵に対して働くようになります。

 

子どもが不調なときは、

 

安易に薬を使うのではなく、

 

免疫力を高める手助けを意識してみてはどうでしょうか。

 

子どもの心に寄り添いながらも、

 

作り上げようとしている境界線を尊重するようにする!

 

そして、親は自然療法を学び、

 

安易に薬を使わない!

 

このことを意識してみましょう!!

 

そのことで、親も子どもも笑顔の時間が増えるはずです。

 

そして、みんなでHappy&smileを繋げていきましょう!!!

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