Annearth

オーガニックコスメのすすめ

LINEで送る
Pocket

オーガニックコスメのすすめ

 

たくさんのコスメ商品が売られていますが、

 

どんなものがいいか迷いますよね!

 

今回は、たくさんあるコスメ商品の中から

 

選ぶ参考になるようなことを書いていきたいと思います。

 

皆さんの判断材料の一つになれば幸いです。

 

長くなりますが、どうぞお付き合いください!!笑

 

 

肌の不調のもとにもなる化粧品

 

「美しくありたい」という人はたくさんいるでしょう。

 

そして美しくなるために高価な化粧品を買ったものの、

 

その化粧品がしみやアレルギーの原因になる事が

 

あることはあまり知られていません。

 

もちろん、魅力的な広告文にも素敵なパッケージにも

 

そうのようなことは書かれていません。

 

消費者の購買意欲を刺激するために

 

美しいイメージを作りあげるのが

 

企業の仕事の一つでもありますよね。

 

なので、美容製品は特に消費者である

 

私たちに選択する正しい知識が必要になります。

 

 

 

安価な石油原料

 

化粧品が肌のトラブルの原因となる要因の一つに

 

化粧品が安い石油を原料とする合成化学物質で

 

作られるようになった事があげられます。

 

石油は植物オイルの5分の1の価格なので

 

利益を考えると使うメリットがあります。

 

また、石油原料の化学物質は腐らないことも

 

企業にとっては都合が良いといえます。

 

化学物質は保存期間が長く、

 

安定した化粧品の製造は実現しますが、

 

使用者の肌トラブルに対して全面的に

 

配慮しているとはいえないですね。

 

化学物質の化粧品がなくならない訳

 

美白やアンチエイジング(老化防止)効果のある化粧品に

 

関心が集まり、新しい化学成分を使った新製品が次から次に

 

発表されています。

 

石油を原料とした化粧品が原因で

 

顔が黒ずむ「リール黒皮病」という症状が問題となり

 

いくつかのメーカーが訴えられたこともあり、

 

問題視されている化粧品や成分があるにも関わらず

 

その成分が全面的に禁止されることも、

 

商品自体がなくなることもあまりありません。

 

これはなぜでしょうか。

 

 

開発コストをムダにできないという実情

 

現在、多く使われている石油原料は、

 

使用すると化粧崩れしにくいという利点があります。

 

しかし、肌は毛穴を塞がれて呼吸ができない状態になり

 

ニキビや角栓の原因ともなります。

 

また色素沈着やシミ、アレルギーの原因にもなっていますが、

 

メーカーは商品開発に膨大な時間とコストをかけた化粧品の

 

レシピを簡単に破棄する事ができません。

 

このようなサンクコストを無視できない企業体質では

 

使用している成分に問題が見つかったとしても

 

短期的に致命的な悪影響が出ない限り、

 

劇的な改善や商品をなくすという決断ができない

 

最も大きな要因だと言えるかもしれません。

 

動物実験で安全が証明された成分を使用していると

 

企業は主張しますが、人と動物の肌は一緒なのでしょうか?

 

そして、実験の期間は長くても2ヵ月程度なので

 

長期間使い続けた時の結果は予想の範囲でしかない、

 

もしくは予想不可能と言えると思います。

 

また、生き物である動物を使って実験している事自体が

 

問題視されてもいます。

 

なので、オーガニックコスメなどのメーカーでは、

 

動物実験をしていないということを

 

一つの信念としているところもあります。

 

リスクの高い化粧品がなくならないのは

 

それを使う消費者がいるからという見方もできます。

 

企業はそんな消費者をターゲットに

 

パッケージやCMのイメージ戦略をたてます。

 

化粧品に含まれる全成分が表示されるようになりましたが、

 

私たち消費者が正しい知識を持って、関心を持ち、

 

判断していかなければならないのです。

 

しっかりとした商品選択が、

 

安心して使える化粧品を増やすことに繋がるのです。

 

安心コスメの選び方

 

商品のキャッチコピーやパッケージの雰囲気、

 

また、きらびやかな広告や美しいモデルのイメージで

 

コスメを選ぶのはオススメしません。

 

たくさんの人に使ってもらう事が企業などの

 

大きな目的でもあるので、いい面が消費者の目に

 

止まりやすいようにされています。

 

まずは、成分表示ラベルを見ることを心がけましょう!

 

ラベルには配分された量が多い順に

 

入っている成分がすべて記載されています。

 

化粧品原料として許可されている化学薬品は

 

3000種類もありますが、すべての成分について

 

理解するのは困難で、その必要もありません。

 

重要なものや自分が反応してしまう成分を

 

把握しておくだけでもいいと思います。

 

「肌に優しい」「ナチュラル」「自然派」と

 

パッケージに書かれていても、影響が心配される

 

成分が入っている事があります。

 

また、敏感肌用・赤ちゃん用と書かれていても

 

ラベルチェックは大切です。

 

広告やパッケージだけでの判断はやめて、

 

成分表示ラベルを見るクセをつけましょう!

 

全成分表示義務

 

旧厚生省は、危険な化粧品原料102種類を

 

表示指定成分として特定し、

 

化粧品ラベルへの表示を義務にしていました。

 

アレルギーを引き起こす頻度が高い合成界面活性剤、

 

防腐剤、合成色素がそれらの主な成分です。

 

しかし、2001年4月に薬事法が改定されて、

 

化粧品の全成分を公開する事が義務づけられました。

 

これによって、安全とされている成分と危険とされている成分が

 

全部一緒に並んで表示されて以前から表示義務のあった

 

特に危険な成分が目立たなくなり、見づらくなりました。

 

食品添加物をチェックするように、

 

化粧品のラベル表示をみて、成分を確認し、

 

判断できるように、ある程度の知識を身につけましょう。

 

 

オーガニックコスメとは

 

現在では「オーガニックコスメ」が海外を中心に注目を浴びています。

 

オーガニックコスメとは、

 

無農薬・無化学肥料で育てられた植物を原料とするコスメ

 

のことをいいます。

 

食品同様に無農薬・無化学肥料(有機栽培)で

 

育てられたかどうかの認証機関が海外にはありますが、

 

日本には現在オーガニックコスメに関する認証機関が

 

ないのが現状です。

 

日本国内でのオーガニックコスメの定義はあいまいなものになっています。

 

商品の中には、オーガニックであろう成分が少しでも入っていれば

 

「オーガニックコスメ」と謳っている商品もあるので

 

しっかりと成分を確認する力をみにつけましょう!

 

オーガニックコスメの魅力

 

オーガニックコスメの魅力をみていきましょう!

 

肌に優しい・・・化学物質は極力排除した自然由来の成分で

 

生成されているもののため、肌の弱い人でも低刺激な商品です。

 

海外の認証機関でも製品の主原料が自然由来であることや

 

一定割合以上がオーガニック植物由来であることなど

 

しっかりと規定を定め、管理してあります。

 

・環境に優しい・・・無農薬・無化学肥料で栽培された植物を

 

使用しているため、土壌や河川などへの環境負荷が抑えられます。

 

環境保護に対して意識の高い人にも、使用しているだけで

 

少しずつ環境保護に繋がっているのでおすすめです。

 

・リラックスできる・・・アロマセラピーでも使用されている

 

植物由来のエッセンシャルオイル(精油)が

 

配合されているものが多く、スキンケアしながら

 

アロマ効果でリラックスする事ができるのも

 

オーガニックコスメの魅力と言えると思います。

 

 

「自然派コスメ」や「無添加コスメ」とは

 

自然派コスメ

 

自然派コスメは、ナチュラルコスメとも言われますが、

 

化学物質を極力排除して、自然由来の成分を主に

 

使用していているコスメのことをいいます。

 

自然派コスメに関しても、明確な定義がないですが、

 

特にオーガニックなどの認証機関認定でないものでも

 

問題ないようなら自然派コスメでもいいかもしれません。

 

しかし、定義がない分、広告などで「自然派」と

 

謳いやすいので、しっかりと成分表を確認する必要があります。

 

無添加コスメ

 

無添加コスメとは、旧表示指定成分が配合されていないコスメのことです。

 

旧表示指定成分とは、2001年の薬事法改定前まで表示が

 

義務付けられていたアレルギーの危険性が認められる102種類の成分のことで、

 

防腐剤や合成界面活性剤などが含まれます。

 

なので、オーガニック植物由来などではありませんが、

 

危険性のある化学物質が含まれていないという点では

 

身体にはいいコスメだと言えると思います。

 

しかし、すべての旧表示指定成分が含まれていないかは、

 

商品によって違うので、これもまた成分表を確認する必要があります。

 

 

オーガニックコスメの選び方

 

日本の化粧品にはオーガニックの定義がありません。

 

一番簡単にできる見分け方としては、

 

海外の認証機関で認定を受けているかどうかを確認することです。

 

主な海外認証機関は、

 

ECOCERT(エコサート:フランス)COSMEBIO(コスメビオ:フランス)

 

BDIH(ドイツ)などで、欧州の認証機関が多くなっています。

 

もちろん、認証機関で認定を受けている商品だけが、

 

使う人本人にとっていいものというわけではありません。

 

オーガニック認証を受けていないものでも

 

植物由来成分やオーガニック原料を配合しているものもあります。

 

オーガニックなら必ず安心とはならず、

 

しっかりと成分表を確認して、自分で判断する事が大切です。

 

表示ラベルの見方

 

素肌に優しい化粧品とは、

 

自然界に存在している成分で作られたものです。

 

ラベンダー、ホホバオイルなど名前を見て

 

何かすぐにわかるものは安心できます。

 

危険な成分の多くは自然界に存在しないもので

 

化学的な難しい名前が付けられています。

 

例えば・・・

 

〜酸グルタミン酸Na

 

〜パラベン

 

ラウレス〜

 

安息香酸Na

 

などは危険性が問題視されている

 

成分の代表格とも言われています。

 

このように長い名前や難しい名前の成分は要注意です。

 

 

避けた方がいい成分

 

・鉱物油・・・大量生産を可能にする石油から作られる

 

安価なオイルは大部分の化粧品に使われています。

 

鉱物油は皮膚呼吸を妨げ、肌の老化を招き、

 

シワの原因にもなります。

 

鉱物油には、フェノールという毒性物質が入っていて、

 

化粧品に使用するためには除去しなければなりません。

 

フェノールの除去には大量の硫酸塩を使いますが、

 

化粧品への残留が懸念されています。

 

代表的な石油成分は、

 

「流動パラフィン」「ベンジルアルコール」「エステル」があります。

 

石油化合物の名前を覚えるのは大変なので、

 

すべてを把握する必要はないと思います。

 

「ヒマワリ油」「ホホバオイル」など

 

植物性のものを選ぶ事で自然と

 

石油化合物を避けやすくなります。

 

また、「無鉱物油」という表示が増えてきましたが、

 

石油成分を使っていないという目印になるので

 

選ぶ際の基準にもなるでしょう。

 

合成香料も主に鉱物油から作られ、

 

アレルギーを引き起こす原因にもなります。

 

感覚や神経に直接作用するものなので

 

避けた方がいいと思います。

 

・合成界面活性剤・・・水分と油分は自然には混ざりません。

 

シャンプーやクリームを作るためには、

 

界面活性剤を使用して、水分と油分を混ぜ合わせます。

 

石けんも天然の界面活性剤です。

 

石けんは動物や植物の油などの天然成分から作るので

 

安全なものですが、

 

化粧品に使用するには手間とコストがかかりすぎてしまいます。

 

そこで、同じ役割を果たす合成界面活性剤が多用されるのです。

 

合成界面活性剤は石油から人為的に作られた成分で、

 

自然のチカラでは分解できません。

 

家庭用洗剤に入っている合成界面活性剤は

 

水質汚染の大きな原因の一つなのです。

 

合成界面活性剤の恐ろしさは、肌の奥まで浸透し、

 

じわじわと皮膚を侵していく事です。

 

本来、肌にはバリア機能があり、

 

外敵から防御するチカラを持っていますが、

 

合成界面活性剤はこのバリアを通過して肌の奥へと進み

 

体内に蓄積されます。

 

経皮毒のときに話した通り、

 

肌から体内に入った異物は解毒されにくい

 

という性質があるので注意が必要です。

 

合成界面活性剤には、肌に必要な脂分までとってしまう性質があります。

 

必要な油分がなくなると、肌のバリア機能が衰えてしまうので

 

使っている化粧品が肌のトラブルを

 

引き起こしてしまう可能性もあります。

 

合成界面活性剤が入っている化粧品を使うと

 

一時的に膜を作って肌がツルツルする効果がありますが、

 

あくまで一時的なもので本質的な効果ではありません。

 

最近は、大豆レシチンを乳化剤として使う化粧品も増えています。

 

石けんやグリセリンなどの天然の

 

界面活性剤も安心だといえるでしょう。

 

・防腐剤・・・防腐や殺菌の目的で使用されている化学成分は

 

肌の老化促進やアレルギー性湿疹を起こす可能性もあります。

 

防腐剤として使用されるパラベン、〜パラベン、

 

安息香酸Na、フェノキシエタノールなどは

 

毒性は弱いと多用されてきた成分ですが、

 

環境ホルモンとなる可能性が問われています。

 

防腐剤はナチュラル志向の化粧品にも

 

多く取り入れられているので気をつけましょう。

 

天然成分は腐りやすいので、品質保持のためには、

 

防腐剤がたくさん使われている傾向があり、

 

植物成分を使っていても、安全性には疑問が残ります。

 

防腐剤の役割をする自然の成分は存在します。

 

グレープフルーツ抽出物や天然ビタミンE、

 

ヒノキチオールなどで保存性を高めているものはおすすめです。

 

ローズマリーやクマザサ、シソエキスなどが

 

防腐剤として使われている商品も増えてきていますし、

 

1回分使い切りで防腐剤を使っていない商品もあったり、

 

私たちの選択肢は増えています。

 

・タール形色素、合成香料・・・赤色〜号、青色〜号などの

 

着色料がタールと呼ばれる成分です。

 

ファンデーションや口紅など、

 

多くのメイク用品に使われていて83種類あります。

 

旧厚生省が危険性を指摘していた「旧表示指定成分」

 

であることからもその高い危険性がうかがえます。

 

タールは肌にシミを作ってしまう事が問題視されています。

 

シミは紫外線との関連性が強く印象づけられています。

 

確かに紫外線を浴びるとメラニンが生成されますが、

 

肌に残らなければシミにはなりません。

 

しかし、タールにはタンパク質を壊す性質があるので

 

表皮の細胞を壊してしまうことによって、

 

壊れた細胞にメラニンが沈着します。

 

そのことで、メラニンがシミとして肌に現れてきてしまうのです。

 

例えば、洗顔料の合成界面活性剤が皮膚のバリアを壊し、

 

その部分から化粧品のタール系色素が入り込みます。

 

このような何気ない習慣や行動で石油系化学成分は

 

着実に体内に蓄積されていく可能性が高く、

 

排出されにくいため、長い年月の中で

 

その危険性も高まっていくのです。

 

特に、妊娠中の人は赤ちゃんを守るためにも

 

有害化学物質を含んだ化粧品を避けることを

 

意識する必要があると思います。

 

流行に乗って「オーガニック」や「ナチュラル」の

 

イメージをつけた製品も増えてきていますが、

 

その質についてもやはり自分の目で選ぶ必要があります。

 

また、大量生産はせずに製品ができたら

 

直接販売店に卸すスタイルで、

 

危険な防腐剤の不使用を信条としているところなど

 

本当にいいものを作ろうとしている企業もあります。

 

ホームページなどでの情報開示により、

 

本当に知りたいと思う人にとっては、

 

利益よりも使用者の安全性を優先している

 

ところ製品を選びやすくなっています。

 

消費者である私たちが、本物を選び

 

本物を作っているところと共に進んでいけると

 

今後のもののあり方が変わってくる可能性もありますよね!

 

表面的な部分だけではなく、

 

その裏にある本質の部分がしっかり見えるものを選び、

 

本物を作っているところに投票する意味で、

 

そういったところを応援していければ、

 

結果的に消費者である私たちのところに

 

本物が届きやすくなります。

 

そんな素敵な和を作っていきましょう!!!

 

 

コメントは受け付けていません。

LINEで送る
Pocket

次の記事へ

SHARE
PAGE TOP