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脱プラスチックとプラスチックの活用

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プラスチックの新たな加工

 

今までのリサイクルとは

 

また違った視点で、

 

ごみを蘇らせようとする

 

「アップサイクル」

 

と呼ばれるものがあります。

 

プラスチック製品は、

 

再生されて建築資材などに

 

使われることが多いのですが、

 

リサイクルされたものが、

 

もとの製品より価値や価格が

 

下がることをダウンサイクルといいます。

 

それに対して、

 

アップサイクルは、

 

不要になったものを、

 

より良いものに作りかえ、

 

付加価値を高めることをいいます。

 

使い終わったものを

 

ごみにしないことで、

 

ゼロ・ウェイストに近づく方法の

 

一つとして注目されています。

 

スイスのフライターグ、

 

フィンランドのグローブホープ

 

といったファッションブランドが

 

その成功例として知られています。

 

古布や古着ばかりではなく、

 

車のシートベルトや

 

工事用ビニールシートなど

 

プラスチックを含むあらゆる廃材から、

 

デザイン性の高いバッグや

 

雑貨を生み出しています。

 

また、世界的にも有名な

 

アディダスやプラダなどは、

 

海から回収したプラスチックごみを

 

アップサイクルした

 

製品開発に取り組んでいます。

 

また、こういった企業とかではなく、

 

個人発の取り組みとして

 

注目されているのが、

 

オランダ発「プレシャス・プラスチック」プロジェクトです。

 

これは、プラスチックごみを

 

自分で集めて、

 

手作りマシンで加工して、

 

カラフルなタイルや小物に

 

アップサイクルするというものです。

 

コストがかかり、大がかりな設備が

 

必要だと思われていたマテリアルリサイクルが

 

省スペースで、低コストで、

 

誰でも簡単にできるので、

 

途上国などのごみ処理場に

 

設置することも可能です。

 

考案者のデイブ・ハッケンスは、

 

マシンに作り方やプラスチックごみの加工方法など、

 

ウェブ上でノウハウを無料公開していて、

 

日本を含む、世界各地で

 

プロジェクトの輪が広がっています。

 

 

 

続けよう!脱プラ生活

 

プラスチックを使わない生活に

 

関心があっても、

 

何から始めていいかわからない人も

 

多いと思います。

 

実践者の例を参考にポイントを

 

おさえていきましょう。

 

 

 

 

*身の回りのプラスチックをチェックする

 

 

まず、どれだけのプラスチック製品に

 

囲まれているのかを確認・把握します。

 

本当になくてはならないものなのか、

 

別で代用できないか、

 

考えてみることから始めてみましょう。

 

 

 

 

*暮らしにプラスチックを入れない

 

 

これ以上プラスチックを増やさないために、

 

プラスチックを買わない、もらわないことを

 

意識してみましょう。

 

・外出時にはマイバッグ、マイボトルを持ち歩く。

 

・レジ袋や過剰包装は断る。

 

・宣伝用のボールペンなどをもらわない。

 

・水道水は浄化して、飲料にする。

 

・可能であれば、量り売りのお店を利用する。

 

など実践してみてはどうでしょうか。

 

 

 

 

*今あるプラスチックを減らしていく

 

 

買い替え時になったら、

 

天然素材のものに切り替えていきましょう。

 

食品保存容器は、

 

ステンレスやガラス製、

 

ブラシは天然毛、

 

生理用ナプキンは、

 

洗って繰り返し使える布製などにする、

 

など日常に欠かせない小さなものや

 

消耗品などから試してみてください。

 

 

 

 

*商品を買う前に素材や成分を確認する

 

 

マイクロプラスチックのもとになる

 

化学繊維はなるべく避けましょう。

 

着ているだけで

 

皮膚などの人体にもよくないと

 

言われてもいます。

 

化粧品や歯磨き粉は

 

マイクロビーズが使われていないか

 

確認しましょう。

 

もし、プラスチック製品を買う時は、

 

添加剤の有無が書いてあれば、

 

添加剤のないものを選びましょう。

 

特に、食品に直に触れるものは

 

注意が必要です。

 

 

 

 

*自分で作る暮らし

 

 

プラスチック容器包装を

 

少しでも減らすために、

 

家庭菜園やプランターで

 

野菜を育ててみてはどうでしょうか。

 

今では、オーガニックなものの

 

家庭菜園キッドも販売されているので

 

ぜひ試してみてください。

 

保存食を作って瓶詰めにしたり、

 

石けんや洗剤も手作りしてみても

 

面白いかもしれませんね。

 

とにかく、まずは自分が面白そうとか

 

できそうというようなことから

 

始めてみるのがいいと思います。

 

「無理をせずに続けられること」

 

が大切で、いきなり大きなことではなく、

 

楽しみながらできることが重要です。

 

現代社会で全くプラスチックを

 

使わずに生活するのは、

 

不可能に近いので、

 

少しずつでもプラスチックを

 

減らしていく行動を

 

続けていけるように心がけてください。

 

(参考文献:インフォビジュアル研究所著・「14歳からのプラスチックと環境問題」)

 

 

不便を楽しむ

 

今の社会は、どんどん便利になってきています。

 

それもいいことなのですが、

 

その反面、環境問題や、

 

生態系への影響などが

 

明るみになってもいます。

 

技術の進歩も進んでいるので、

 

そういった問題を

 

クリアできる方法も

 

開発されてもいますが、

 

また、別の問題が出てくるでしょう。

 

なので、脱プラなどの動きが

 

世界各地で広がっているのです。

 

不便になると人は考えて、

 

工夫するようになります。

 

そのことが大切だったりします。

 

不便さを楽しむのです。

 

いろいろ工夫次第で、

 

自分流が出来上がったり、

 

他の人と情報共有することで

 

新たな方法を思いついたりと、

 

そこに人との交流も生まれます。

 

そして、繋がっていくのです。

 

そんな楽しみを感じながら、

 

自分ができる・楽しめることから

 

不便と付き合って、

 

楽しい生活を送ってみては

 

いかがでしょうか。

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