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プラスチックを食べる微生物!?

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現在、私たちの身の周りには

 

たくさんのプラスチック製品が溢れていて、

 

プラスチックごみがたくさん日々出ています。

 

日本でも、レジ袋が有料化されたりと

 

脱プラ・ノープラが少しずつ浸透してきていますが、

 

プラスチック製品の量は減っていないように思えます。

 

日本も含める世界のプラスチックごみの現状は

 

過去コラムの「世界のプラスチック事情」シリーズ等

 

をご覧ください。

 

世界共通でプラスチックを減らすことが

 

課題となっています。

 

しかし、最近はデリバリーやネットショッピングの増加により、

 

プラスチックごみは急増しているようです。

 

そんな中、プラスチック(PET)を食べる

 

微生物が発見されたとして、話題になりました。

 

研究チームが、PETが多く含まれるごみや土壌、

 

水の試料を全国各地から集めて、

 

PETを分解する微生物がいないかを調べた結果、

 

2016年に大阪の堺市から持ち帰った試料の中から

 

PETを栄養にして生きる微生物が発見されました。

 

この微生物の実用化にはまだまだ時間がかかりそうです。

 

PETを分解するメカニズムはわかっていますが、

 

それが大量のPETがある環境ではどうなのか、

 

PET以外のプラスチックを分解できるのかが

 

まだ解明されていないのです。

 

しかし、この微生物が分泌する

 

プラスチック分解酵素は

 

一般的な環境で働く酵素なので、

 

他の酵素のように高温のエネルギーを必要としないため

 

比較的早い段階での実用化が期待されています。

 

実用化されれば、石油由来のPETを

 

生物が分解して、さらに時間をかけて

 

再び石油に戻るというように

 

循環型のリサイクルが可能になります。

 

しかし、その微生物がいるから

 

プラスチックを減らさないでいいのかというと

 

そうではないと思います。

 

プラスチックは元々自然界にはないもので、

 

人工的に作られたものです。

 

それがあることで救われる命があることも事実ですが、

 

その反面、失われている命があることも事実です。

 

自然界にないものが自然界に入り込むことで、

 

生態系は崩れてしまいます。

 

それが様々な影響をもたらしているのです。

 

必要なところに最低限使うというバランスが

 

必要になってくると思います。

 

脱プラ・ノープラと言われていて、

 

仮に全部のプラスチック製品がなくなったとしても

 

先の未来、人類はプラスチックと

 

同じような製品を作り出すでしょう。

 

それならば、今のうちにプラスチックと

 

うまく付き合っていく方法を

 

考えて実践していくのもいいのではないかと思います。

 

今では、生分解性製品なども多くみられるようになってきました。

 

今までの使い捨て文化を見直し、

 

モノを大切に長く使う

 

という感覚を養っていくことが

 

一番の近道なように感じます。

 

モノが溢れている環境から、

 

一歩踏み出し、必要なモノを

 

必要なだけという感覚を手に入れましょう!

 

そして、未来にHappy&smileをつなげていきましょう!!!

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